WEB広告で競合キーワードの設定は必要、それとも不要?紳士協定に応じる必要はある?

「紳士協定」と書かれたテキスト、握手を求めるビジネスマン WEB広告

みなさんこんにちは!

WEBマーケターとしてYoutubeチャンネルでWEBマーケティング大学を運営している、木村正治です。

僕はこれまで延べ500以上の広告アカウントの運用に携わり、様々なサイトの調査分析をご依頼いただいてきました。そんな中、たまに起きる「競合キーワード入札における紳士協定」について、今回は解説し個人的な所感をお伝えしようと思います。

競合キーワードの設定はNG?たまにある紳士協定って何?

腕を組んで悩んでいる様子のビジネスマン

WEB広告の運用をしている方なら基本中の基本として理解している、競合キーワードの入札設定。

そんな競合キーワードで入札をしていると稀に競合他社の広告運用者から、「お互いに競合キーワードでの入札を止めましょう」という、所謂「紳士協定」の申し入れがくることがあります。

結論からお伝えすると、個人的には「商標キーワードでの配信」や「広告文内にワードを入れている」、「業界的に暗黙のルールがある」などでない限り、この紳士協定に関する連絡をいちいち取るのってめっちゃ無駄じゃない??と感じます。

こうしたケースで申し込まれる紳士協定は

  • 競合名で御社の広告が表示されているから入札設定から外し、除外キーワードにしてくれ
  • そうしてくれたら自社も御社のキーワードで入札しないから

というものです。

この紳士協定を申し入れるためのテンプレートも存在しますが、「現時点では」いたちごっこという業界も多いため、やるだけ時間の無駄だと僕は考えています。※業種的にどの企業も競合他社名での入札を禁じることを定めている、みたいな業種もあるのですが、そうした特殊な業界でもない限りは不要だと思います。

ちなみにYahoo!広告の場合はそもそも競合キーワードで入稿しても配信できない、オークションに参加できないということもあります。なので、紳士協定はそもそも不要という所感です。

また、Yahoo!社のYDA(Yahooディスプレイ広告)では「サーチキーワード」という配信形式があり、その形式を選ぶと「競合他社の名前を検索した人」に画像の広告が配信できますし、この設定を使っているということは競合他社からはバナー広告を見ただけでは解りません。

こうなると紳士協定なんて、合ってないようなものでは。。。と僕は感じています。

Googe広告も申請フォームで登録済みのキーワードでもない限り警告を出してくることはないので、グレーゾーンなんですよね。

紳士協定は必要なのか??

紐に吊るされている「不要」「必要」と書かれた紙

紳士協定は時間の無駄だと思います、とお伝えしました。それには理由があって、自社のキーワードで設定するな!とあちこち探して言って回り「出る杭を打つ」よりも。

  • どうすれば競合他社のサービスに勝てるのか
  • どう広告を運用すれば品質が上がるのか
  • どこを改善すれば競合広告より自社広告の方が表示機会を得ることができるのか
  • どの媒体を狙えば、競合を出し抜けるのか

を調査分析した方がマーケティングノウハウも付きますし、自社のサービス品質改善の糸口にもなり、ビジネスをするうえでは「競合との切磋琢磨」が最も重要だと思うからです。

競合他社とビジネスで競い合うのは当たり前のことなので、それならば出る杭を押さえて回るのではなく、勝つ力を育てる方向にマーケターとしての時間や労力を使った方が、自分のためにもクライアントのためにもなると僕は考えています。

ちょっとした例で言うと、しっかりとブランディングが出来ている企業であれば、競合広告により一旦競合他社のサイトへユーザーが流れてしまったとしても。

ユーザー目線で考えると「あれ?ここ〇〇社のサイトじゃないじゃん!」とサイトを離脱し、自社サイト名で検索しなおしてたどり着く可能性はあります。

自社名で検索してくれているユーザーというのは「最も自社のサービスへの関心度が高いユーザー」なので、

  • 競合他社に負けないサービスを用意すること
  • 強みを十分にマーケティングしていくこと

の方が重要だ、と僕は思います。

紳士協定を受け入れるメリット

コルクボードのメリットの文字

紳士協定を受け入れるのは無駄だなぁと思いますが、メリットもあります。

それは、

  • 法的なリスク(むしろ時間の搾取になるでしょうか。。。)を回避できること
  • 自社広告の品質改善になる

上記の2点です。

過去に裁判もあったようなのですが、そもそも入札出来る仕組みが用意されていて、それを使っているだけなので勝つのは難しいようです。

そのため、紳士協定を受け入れるメリットはあくまで個人的には!ですが、それ以上時間を搾取されないこと、でしょうか。。。

そして広告運用の目線では、競合キーワードは自社に関連するキーワードではないため入札の品質は落ちやすいです。そこがなくなることで、広告アカウント全体の品質改善には繋がりやすくなると思います。

紳士協定を受け入れるデメリット

コルクボードのデメリットの文字

紳士協定にはメリットは少なく、デメリットの方が双方にとって多い場合が普通じゃないかな、と個人的な所感として持っています。

別に紳士協定を受け入れるな!と言っているワケでは全然なく、むしろ「紳士協定を出しまくったらプチ独占状態になる、言ったもん勝ちみたいな不毛な状況の抑制につながれば」と考えてこの記事を書いています!

ということで、紳士協定を受け入れるデメリットについてお伝えします。

  • 競合を検討しているユーザーへのアプローチ機会が減る
  • つまり成果獲得にも影響が出る

まずは単純にユーザーへの機会損失が起きることですね。特に、競合よりも良いサービスや商品を提供していて、更に「ホームページも解りやすい」ようなところだと成果に影響を及ぼしやすいと思います。

競合キーワードの入札設定をしてはいけない場合

人差し指を立てているサラリーマン

競合キーワードについて、特別な場合がない限り、特にGoogle広告は大っぴらな規制もかけておらず、入稿できるのが現状とお伝えしました。

しかしながら、どんなキーワードでも入稿できるワケではないです。勘違いを生まないよう、念のため「入札設定してはいけない場合」についてお伝えしておきます。

競合他社のキーワードを入札設定してはいけない場合、についてですが

  • 媒体社に申請されている競合他社の商標キーワードでの入札
  • 競合他社名や商標キーワードを広告文の中に入れている

こんな場合はNGなので、気を付けましょう。

媒体社に申請されている商標キーワードを入札設定しようとすると、Google広告であれば「商標登録キーワードの確認表示」のようなメッセージが出てきて、入札しているキーワードが商標登録されているため、当該企業の担当者に許可を取ってください(その担当者からGoogleへメールなどで連絡し、配信に問題がないことを共有してもらう必要あり)というような流れが必要になってきます。

僕が過去に出稿した例からお話しすると、グループ会社を多く持っている大企業の広告アカウントを運営している際に、このキーワードは担当者に許可を取って入札設定すること、というようなメッセージが出てきて、「同じ企業内なのに」対応を進めたことがあります(笑)。

もう1つ、良くないパターンとしてあり得るのが、広告文の中に競合他社名を入れてしまっている場合です。

そうなると流石に虚偽広告なので良くありませんね。。。こういう配信はしないように注意しましょう。

さいごに

まとめと書かれた黒板

以上、今回は競合他社のキーワードを入札キーワードにするのはNGなのか??という疑問とともに、申し入れられた紳士協定には応じる必要があるのか??という疑問を解消できるよう解説しました。

結論のリマインドをすると、商標登録していて媒体社の申請フォームも通しているようなキーワードでの入札はNGのため、紳士協定には応じる必要があります。

上記以外なら、基本は応じる必要はないと思います。。。が!!!紳士協定の申し入れが複数回に渡り行われ、業務の手が止まるわ!!!という面倒くさい嫌がらせのような行為をしてくる場合、会社としてどう接するのかを検討した方が良い思います。

また、業界的に「競合KWでのマーケティングはせずに足並みをそろえようね」と企業のTOP同士ですり合わせている業種もありますので、もちろん例外はあります。

個人的には、紳士協定なんてやり方(ネットを探したらメールのテンプレートまで載っているのですが、そのテンプレートをそのままコピペで送ってきたり、多少手を入れて送ってきたりするレベル)するぐらいなら、別のことに時間を使った方が良いのではないかな、と僕は考えます。

今回の記事はここで終了です!木村正治のWEBマーケティング大学では、今回のようなWEBの最新情報や、お得なノウハウを配信しています。

YoutubeやTwitter、Noteなど様々な媒体で役に立つ情報を発信していますので、ぜひ以下もチェックしてみてください!

▼▼Youtubeチャンネル「木村正治のWEBマーケティング大学」は以下のリンクから▼▼
https://www.youtube.com/channel/UC6KFH9QvZf-Q7BevxsL6oDw

▼▼Twitter公式アカウントは以下のリンクから▼▼
https://twitter.com/KimuraMarketing

▼▼公式Noteは以下のリンクから▼▼
https://note.com/masaharukimura

タイトルとURLをコピーしました